平凡な日常の中で思うこと


by hammsamm
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<   2011年 02月 ( 7 )   > この月の画像一覧

苦役列車

苦役列車 / 西村賢太

電車賃にも事欠くその日暮らしから抜け出せないダメ男

ダメだ、ダメすぎる
ダメチャンピオンだ

性格にも問題がありすぎる

卑屈でプライドだけが高く
コンプレックスの塊のくせに人馬鹿にするわ
どうしょうもないことで自己顕示するわ
妬みやひがみがひどいわ
なんつー浅ましさ

胸糞悪くなるくらい

気分悪く、じゃなくてあえて、胸糞悪い、と言っておきます

これが半ば私小説ってのが笑えるし笑えない

父親が性犯罪者というのが実話だし

そりゃ子供の人格形成に多大なる影響与えただろうよう

しかし
ダメならダメなほどこの男は物語の中で輝いていて
もっとダメになれ、と秘かに願いつつ読んでいた
ダメなほどおもしろい

ダメっぷりを眺めつつ
あたしの方がまだましー
と小さな優越感に浸る私もかなり浅ましい

と、そうゆう読者の感情を想定して書いてるとしたらすごいな
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by hammsamm | 2011-02-22 16:52 | | Comments(0)

流行りものですが

きことわ / 朝吹真理子

(ネタバレあり)

何度目を覚ましても夢の中
夢の中の夢
白昼夢

夢と現実の境界線
過去と現在の境界線
過去の記憶
今自分が立っているところ

すべてが曖昧でぼんやりとしている
その感覚、とてもよくわかる
よくぞうまいこと書いてくれたわー
とてもきれいな文体、丁寧な描写、好きです

が、しかし、

途中急にホラー小説になるんですけど
そんでそれに対してなんの説明もなくてこわいんですけど

髪の毛が2人の関係の象徴として書かれてるのはわかるとしても
なんだか得体のしれないものに髪を引っ張られるところ
しかも尻餅ついちゃうくらい強い力で引っ張られちゃうところ
線路前の電車に轢かれそうなところですっころんじゃうところ

あの場面の意味がまったくわからん
あそこだけ急にホラー
なんなんだ
わからなすぎる



月と蟹 / 道尾秀介

子供特有の残酷さ
本気で「ごっこ」に夢中になる感じ
秘密の場所
風の音の恐怖

家と学校が世界のすべてで
それは子供にとって全世界よりも広い世界でそれは宇宙で
だから家や学校に救いがなければ足元から崩れ落ちるような
たったひとりぽっちのような
世界が滅びてしまえばいい、みんな死ねばいいと思うような

そうゆう
子供のときの感覚

最近気づいたけど
子供が主人公の小説って好きだな

あとね
関西弁を使う子供
が出てくるとなお良い

この作品に出てきた関西弁の少年もよかった

なにかが起こりそうな不穏な空気がずっと漂っていて
それがラストに向かって行く方向も私は好きでした
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by hammsamm | 2011-02-21 15:18 | | Comments(0)

ねじ式映画 私は女優

ねじ式映画 私は女優 / 岩佐寿弥監督

60年代アングラ演劇を代表する女優吉田日出子を中心に
彼女の回りの若き演劇人を追ったドキュメンタリー

なんだけど、
最後の最後でえっっ???と驚き
どこまでが素でどこからが演技だったんだかよくわからない演出でした

69年の作品てことで
演劇人(表現者)を通して
当時の時代背景を図らずも映しだしてる

69年は安保闘争から広がる学生運動の全盛期じゃないかな

なんだか小難しい言葉で熱く討論とかしてる青臭い感じがしゃべり場
あの頃の若者は
政治的イデオロギーみたいなものに因って集団を成していたのかあ

一番印象に残ってるシーンは
小難しい演劇論でも日比谷公園の集会でもなく
ある雑誌のインタビューを吉田日出子が受けているシーンで
ここはちょっとおもしろい演出があるんだけど
それはさておき

インタビューの内容がすごい
あまりに信じらんない内容なのでやらせかと思ったけど
岩佐監督によると実際にあった平凡パンチ(だっけな)の取材現場にカメラ入れたんだそうで

吉田日出子はいっかんしてのらりくらりと答えをはぐらかすんだけど
最初は好きな香水の匂いとかだったからまだいいよ
(まあ、それも聞いてどうすんだ、って質問だけど)
そのうちおっぱいの形を聞いてきて
首をかしげて笑うだけで何も答えない吉田日出子にしつこく食い下がる

  いろいろあるでしょーお椀形だとか、大きいとか、やわらかいとか、硬いとか、
  どんなおっぱいか自分でわからないかな?

ておい!
痺れを切らして

 じゃあ、アンネ(!!!)はいつなったか覚えてる?
 はじめてなったの何歳だった?小学生?中学生?
 覚えてない?みんなそうゆうことは覚えてるんだけどなー
 全然覚えてない?中学生くらい?わからない?
 じゃあ、なったときどう思ったか覚えてる?
 嬉しかったとか、怖かったとか、え?それも覚えてないの?困ったなー

アンネ!!!!アンネ、アンネ!!!!!!!(死語)

 うーん、やりずらいなあ
 じゃあ、自分の身体の秘密をひとつ教えてほしんだけど
 誰も知らない、今まで公表したことない秘密ないかなー
 なんかないかなー、虫歯でもいんだけど(なんでもよすぎやしないか)
 んーこまったなー
 顔にほくろが多いとか

あーあ、とうとう見たまんま言っちゃったよ
秘密でもなんでもない
すごい、すごすぎる、
怒らない吉田日出子もすごい


このインタビュー記事載った平凡パンチ読みたいよう
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by hammsamm | 2011-02-18 16:09 | Comments(0)

メディアリテラシー

アトミックカフェ上映後のトークイベントで
森達也さんは何度か
メディアリテラシー
という言葉を使ってた

たまに耳にする言葉で話しの流れでニュアンスでしか意味を捉えてなかったけど
調べてみると

情報メディアを主体的に読み解いて必要な情報を引き出し、その真偽を見抜き、活用する能力のこと
「情報を評価・識別する能力」とも言える
 (ウィキペディアより)

去年も同じようなこと言ってたけど
撮られて流された映像だけが真実だと思うのってとっても危険なことだ

って話をうんうんと聞いていたら
森さんがたとえ話として尖閣諸島ビデオ流出事件について
あれだって中国側のカメラで撮ればまったく違う映像になっただろうし
編集や加工はいくらでもできる
(あれは捏造だとは思わないけれどと前置きしたうえで)
大スクープとして一斉にあのビデオに飛び付いたマスコミの
メディアリテラシーはあれでいいのか?

みたいなこと言って
がつーーーーんとびっくりした
そんなこと考えたことなかったわ
やっぱ人間て自分の都合のいいとこだけ見てたいて無意識もあるだろうし

つか、森さん、
いつもそんなこと考えてたら疲れないかしら・・・
だってもうそんなこと言ったらすべて映像に当てはまるじゃないの

でも
ひとつの事柄を一方向からしか報道しないことの危険性という意味では
すごくよく理解できて
それってひとつのプロパガンダだものね


ところで店のママは
日本が原爆落とされたのはしょうがないよね
と、数年前の防衛大臣の暴言と同じような超アメリカ的発想の持ち主なんだけど
こうゆう日本人は意外と少なくない
だけど、たとえそう思ってたとしても
防衛大臣と言う立場で言うべきではない言葉があるように
酔っ払いが集まる飲み屋の店主が客の前で言ってはいけない
と客にやさしく諭されたにもかかわらず
同じ発言を私は何度か耳にしていて

最近思ったんだけど

ママはCIAのスパイなんじゃないだろうか
えーとスパイはそうゆうことしないのか
よくわかんないけど
アメリカの都合のいいように日本人を洗脳していく役目を負ってるの、ママは
ものすごい極秘任務を背負ってるの、ママは
客の横で平気で寝てたりするんだけど、ママは
あれは寝たふりでみんなの会話聞いて思想とか探ってんの、ママは

すごいな、ママは
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by hammsamm | 2011-02-17 14:52 | Comments(0)

アトミック・カフェ

座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル
森達也セレクション
アトミック・カフェ

あらすじ・解説はこちらのサイトさんに詳しく載ってます

予備知識まったくなしで観に行ったんだけど
普通に丸焦げの人間とか出てきて
わーとか思う

わーて



この作品はアーカイブ・ドキュメンタリーと言われるジャンルで
新たに撮った映像は一切使っていない、
すべて過去の映像の編集でひとつの作品となっているそうです

アメリカの原爆開発、原爆実験、原爆投下、をすべて正当化させるために
当時の政府や軍がプロパガンダとして作った映像は
今見るとブラックジョークにしか見えない

原子爆弾という魔物を抱える国が唯一アメリカだけだったとき

「原子爆弾が敵の手に渡らなかったのは神の御加護のおかげだ
 神の導きでこれを正しく使えるのは正義の国アメリカだけ」

みたいなこと大統領大真面目に言うのね
なんつーアメリカ的発想!!!
なんかすごすぎてむしろ笑える!!!

そんなあぐらかいた強気な態度も
ソ連が原爆開発に成功したことで、もうこわくってこわくってぶるぶる震えちゃうのね
いつ落とされるんじゃないかってビクビクして(いわゆる冷戦時代)
そんで自分に言い聞かせるみたいに

原爆とか別にそんなこわくないし、
放射能とか全然安全だからまじ、
髪とか抜けてもまた生えてくるし、
ピカッて落っこってきたらとりあえず床伏せてみって、なんとかなるから、
あと机とかあったらそこの下隠れたらいいから、
シェルターとかあればまず間違いないし、

っつーおばか映像を国民に見せていたわけです

実験に失敗して近くの島民の多くが被爆したときも
ケロイドなってんのに

目に見える傷は一時的なものです
島民はみんな元気そうに見えました (by 医師 )

とかシュールすぎる!!!


原爆を正当化するために作った映像なのに
恣意的に編集をして、時代を経ると
あら不思議、反核映画に見えてしまうという

製作者の主観で
同じ映像がまったく違うものとして映るというのが面白かった


youtube で検索したら (The Atomic Cafe )
約80分まるまるアップされてた!!!
いつからこんな長時間アップできるようになってたの・・・
おそるべーーーし
英語版だし、丸焦げ映像あるので、あえて貼りません


しかしアメリカって国は
自分とこは核持ってても他国が所持するの許せないわけで

自分だけが正義の名のもとにそれを正しく使うことができる

と思ってんのは今も昔も一緒なのね


あと、どうでもいいけど
森達也 と 森山達也 いまだにごっちゃになる
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by hammsamm | 2011-02-15 15:49 | Comments(0)

サブカルと紀香

渋谷西武のサブカル展中止は確かにひどい話だと思うけど
デパートの顧客層がサブカルを受け入れなかったってのは
ある意味正しいし納得できる

渋谷西武で働いてる友人の話によれば
展示場所はロレックスなぞの高級品や上顧客のサロンなぞがあるフロアだったらしく
その上顧客からクレームきちゃったらねえ
そりゃ金使ってくれる方を選ぶわな
店側としては当然の選択とも言える
それが良いか悪いか、ってこととは別として
だって世論の意見からしたら
西武デパートひでーなーて意見が圧倒的だと思うけど
そっちの方が多数派だろうけど

それでも全部足したって
少数派の上顧客様の落とす金額にはかなわないんだぜきっと

だから長いものに巻かれるというスタンスからしたら
とても正しい
決して嫌味じゃないです

サブカルって定義もよくわかんないんだけど
いまやサブじゃなくてメインになってるでしょ
サブカルと呼ばれてるものって

でも年寄りとか金持ちとかに嫌悪される存在であって欲しいよねサブカル
と私は思う

そんで藤原紀香なんだけど
いつも一緒にお芝居観にいく友人と話してたのは
誰が紀香観るんだ・・・と私たちは言うけど
だぶん
紀香の方が多数派

猫背椿て誰それ、藤原紀香はキレイあこがれの女性❤

て人が圧倒的に多いんだろうなってことです

それが良いとか悪いとか運がいいとわるいとか人はときどき口にするけど
そうゆうことって確かにあるとあなたを見ててそう思う

えーと思いのままに書き綴っただけなので
あまり気にしないでください

そんでねそうゆうのって音楽でも小説でも映画でもなんでもそうで
やっぱ売れてるものとか多くの人に支持されてるものっていいよねえ
と思うときもあるけどそれだけじゃつまんないよと思うの

ツイッターで百田尚樹が「売れない純文学を書く奴は死ね」とか
「面白い小説というのはみんなが読んで面白いもの」と発言したこととか
猪瀬直樹が「自分の才能なさを都条例のせいにすんな、傑作書いてみろ」と発言したこととか
たまたまWなおきですが、言ってること一緒だなあと思う

売れるもの、大衆に受け入れられるもの、
だけが傑作だと思っているWなおきのかわいそうなところ

そうね、傲慢てより、かわいそうよね


そんでもっかい紀香に戻るけど
彼女を見ていていつもいたたまれない気持ちになるのは
自分は自分を超一流だと思ってる二流だからだと思うんだけど
今年のさんまのまんま新春スペシャルに出たときの紀香の取り扱われ方が
そうゆう紀香自身の主観と他人が感じてる客観とのギャップがよーくわかって
すんごい面白かったんだよ
youtubeで探してもないんだよなー

すみません、紀香について語りすぎました
友近のモノマネもいいよね
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by hammsamm | 2011-02-14 17:56 | Comments(2)
どうでもいいことはツイッターで
残しておきたいことはブログで

なんて思ってたらとブログに書くことなんてなくなってしまうの
他人が読んだら一番どうでもいい夢日記とかばっか残したくなっちゃうの

【読んだ本】
いろいろあるけど強烈なの一冊

ミランダ・ジュライ 「いちばんここに似合う人」 (訳・岸本佐知子)

短編小説集
海外文学はいつもあまりなじめないんだけど
岸本さんの訳がとっても素晴らしい
かゆいところに手が届くような表現、珠玉の名言集と言ってもいい

10代に読めば良かった本、読んで良かった本、読むべき本、てあると思うけど
これはまさに今読んで良かった、
というより、読むべくして読んでしまった一冊

中年独身女は読んだら間違いなく共感する、断言してもいい
とくに妄想癖のある孤独女は


【観た映画】

冷たい熱帯魚

いろんなとこでレビューあがってますが
恐怖とか戦慄よりも、おもしろかったな
怖すぎて笑っちゃうとも言えるけど
非日常の場面で思わず口にしちゃうあまりに普通の一言とか
笑わせようと確信犯的な演出なのかどうかはわからないけど
だいたいみんな同じとこで笑うんだよね、血まみれの場面で
あとなんの必然性もないおっぱいの谷間ね
いや、あれは母性のメタファーで・・・とかそうゆう能書きがあるかどうかは知らないけど
まあ、無意味に谷間、谷間、ときどきポロリ
とりあえず釘付けにはなります

しかし園子温という監督は
薬中です、ジャンキーです、と言ってくれた方が納得するし安心する
素で狂気って方が怖いわ
素だかどうだかわかりませんが・・・
ああ、小向美奈子!!
あんなにかわいくておっぱい大きいのにねえ、あああ、残念!!
いや、かわいくておっぱい大きいから身を崩してしまったのかもねえ・・・
だいぶ話はそれましたが


高円寺ドキュメンタリーフェスティバルより

アトミック・カフェ
ねじ式映画 私は女優
ミンガス

感想諸々はそのうちまた


【観た舞台】

時計仕掛けのオレンジ
僕を愛ちて。 / 劇団鹿殺し
真心一座 (タイトル忘れた)

だけだっけな・・・

紀香と秀樹のミュージカルのチラシ見て
一体、誰がこれを観にくるんだ・・・
どんな需要に対する供給なんだ・・・
と不思議な思いに囚われる
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by hammsamm | 2011-02-14 15:11 | | Comments(0)