平凡な日常の中で思うこと


by hammsamm
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廃墟・戸村・首長

廃墟に乞う / 佐々木譲

ある事件のトラウマから医師に療養を命じられて休職中の刑事の元に
次々に寄せられる「相談」
「捜査」ではなくあくまでも個人的な興味と言っては様々な事件を解決していく短編集

最初に事件があり、謎があり、それを紐解いていく
と言っても不思議とミステリって感じしないんだわ

ミステリアスだわ!と思うような事件も
派手なトリックがあるわけでもなく
あっけないほど地味な真相だったりして
短いお話の中でどんどん解決しちゃいます

事件うんぬんよりも
心に傷を抱える男の再生と人間ドラマがメインてとこでしょうか

表題作が一番ぐっときた、せつない



戸村飯店 青春100連発 / 瀬尾まいこ

吉本新喜劇 ギャグ100連発 とかけてるんですね
大阪の人が読んだらたまんないんだろうなあと思うけど
大阪の人じゃない私が読んでもたまんなかった

ビバ!青春!!

兄と弟、父と息子、
男同士の身内ってなんてややこしくてなんてすてきなんでしょう!

合唱コンクールで指揮するシーンとか
動き出す新幹線を全速力で追いかけるシーンとか
ラストの新喜劇の定番ギャグすらも

笑えるのにホロリ
ってか、もう私は全力で泣いてしまいましたが



完全なる首長竜の日 / 乾緑朗

こんなに興奮しながら読んだ本は久々かも
こないだ読んだ「ジェノサイド」みたいなスケールの大きなエンタメに対する
ドキドキやハラハラとはまったく違う興奮

幼い頃に訪れた島の街並みや風景
漫画家の主人公とアシスタントや編集さんとのやりとり

そんななんてことのない、単なる説明に終わってしまいがちな描写が
圧倒的に素晴らしいのです
特別変った文体ってわけじゃないんですよ

これを筆力って言うんでしょうかね
もちろんストーリーにも読ませる魅力あるんだろうけど

ああ、こんな素晴らしい文章読めるなんて!
って興奮

夢なのか現実なのか
現実だと思っている世界は誰かの夢かもしれない
これが現実だと証明する手立てはない

この無限後退のような答えのないテーマ自体もとっても好き

ただちょっと、オチが・・・

いやなんでもないです
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by hammsamm | 2012-01-26 17:08 | | Comments(0)

真夜中の訪問者

あ、そういえば、夜中にはーちゃん来てたよ

って

あ、そういえば、中央線で大木凡人見たよ

みたいなテンションで言われて

いや、大木凡人見かけたときのテンションは人それぞれだからわかんないっすけど
まったくの平常心、だと思ってもらって間違いないです

あそこに座ってこっち見てたよ

押入れを指さして言う



なんで起こして教えてくれないの?
なんでそんなとこにいるの?
もっと近く来て一緒に寝ようよ
なんで私の前には姿現してくんないの?
つーか、来てたよもなにもまだここにいるの知ってるんだから
あと、あと、はっきり言うけど
それ絶対夢、寝ぼけてたんだよ
でも夢見るくらいはーちゃんを好きでありがとう
はーちゃん撫でたい

嬉しいとか悲しいとか寂しいとか
いろんな感情がぐるぐる回って

えーん

と泣いて

はーちゃん、どんな顔してた?

って聞いたら

鰹節くれって顔

って言われた



翌日
まったく同じ場所に座ってこちらをじっと見ているはーちゃんの夢を見た

かつぶしくれって顔、してた



追伸 : 大木凡人を電車の中で見かけたら平常心でいられる自信がなくなってきました
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by hammsamm | 2012-01-24 16:48 | Comments(0)

新年初読書

しまった、
2,3日前に読みえ終えた本のタイトルがまったく思い出せない

角田光代さんの文庫です
同じ年頃の子供を抱えた母親たちのお話

・・・

今調べました

「森に眠る魚」

数年前(かと思ったらすでに10年以上前でした)に起きたお受験幼女殺人がモデルになっているそうです

育ちも価値観も経済状況も異なる母親たちが
ただ子供が同じ幼稚園だから、同じ年頃の子供がいるからって理由だけで
つるむいわゆるママ友

最初はいい仲間が出来て良かった、いい相談相手が出来て良かった
その違った価値観すらも新鮮で心躍らせる友達関係も
子供の「お受験」にともない、徐々に亀裂が入っていく

この人はまともだなーって人が
他人の目を通すとメンドクサイ人だったり
これはまじでうざい、って人が
ああ、そんな風に思ってごめんねって抱きしめてあげたくなったり

どこにも完璧な人はいなくて
どこにも母親失格な人はいなくて

それは、つまり、誰でもがそうなりうるってことで

自分は自分、人は人
他人と比べることの馬鹿らしさをわかっていながらも
夫の収入、子供の成績、通っている塾、比べずにはいられない
そして自分が勝っているところを見つけては安堵して
他の家族の不幸を願う

もうわかったからそんなにあけすけに書かないでー
角田さんは意地悪だなあ

意地悪なんだけど
そうゆう心の闇も含めて普通の人間だよ
って言ってくれてるようなやさしさも感じる



しかし
私には子供がいないからよくわからないけど
こうゆうの読むと大変そうだなあ・・・て考えるだけで胃が痛くなっちゃう

私の田舎は小中学校でお受験するような(ましてや幼稚園なんて)ところが
ほとんどなかったし、たぶん今でも同じ状況なので
ほとんどの子供も母親も何も考えずに住んでる地区の公立小中学校に通う

選べない不自由よりも
選べる自由の方が
ときにとってもやっかいだ
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by hammsamm | 2012-01-16 16:31 | | Comments(0)

ポケットの中

ポケットの中にはビスケットがひとつ

たたいてみるたびに増えてくビスケットは
たたくたびに細かく割れてるってことなんかな
同じ量でも数が多い方が勝ちって感じするよね

ホールケーキも100等分すれば100個のショートケーキになるし
食パンも100枚切りにしちゃえば100枚のパンになる

今わたし、ものすごい真理を語っています

パン一斤なら余裕で食えるけど100枚は無理って感じよね





ポケットにはいろんなものが入ってる

美空ひばりは、夢とチューインガム

ドラえもんは、ひみつ道具

寺山修二は、名言

宮本輝は、死




わたしのポケットには

ごく稀に、つぶれたまんじゅうが入っている

まんじゅうをポケットの中で増やすのは難しい
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by hammsamm | 2012-01-12 14:56 | Comments(5)

シュレディンガーの猫

シュレディンガーの猫

という量子力学のパラドックスがある

有名な思考実験のようだけど
興味ない人にとっちゃあなんのこっちゃで
知らぬまま死んでも人生にまっっったく影響ないようなことですが
なかなかおもしろいのでググってみることをおすすめします

私が最初に目にしたのか耳にしたのは遠い昔のことで
その意味も内容もぼんやりとしか覚えてなくて
けど
どこでどう間違えたか勘違いしたまま覚えてたので
ぼんやりながらも強烈に頭に残ってました


本来の意味はグーグル先生にまかせることにして(とゆうか説明できない)

中が見えない箱の中に入れられた猫は
生きているのか死んでいるのか
中をのぞいたとき、その猫は生きている
誰も見てない箱の中では、その猫は死んでいる

って
よくわからないながらもなんかわかる、みたいな
ちょっと哲学的な内容と勘違いしてた

例えるならそれは
あなたがかわゆいって言ってくれたとたんに
あたしはかわゆくなるんだお
言ってくんないとかわゆくないんだお


うん、例えがひどくてごめん
しかもわかりづらい

はーちゃんが病気とわかったとき
それを思い出しちゃって

私が目を開けていときは、はーちゃんは生きてる
目を閉じているときに、はーちゃんは死んでる

そんな思考から逃れられなくてなかなか眠れなかった


永眠て言葉は悲しいけど
とても幸せは響きでもある

永遠に眠っていれるなんて
私がいつも望んでいることではないか

いや、死にたいってことじゃなくね・・・


そんであらためてシュレディンガーの猫ググって見たら
想像以上に理解できなかった
ごめん、さっきおすすめしておきながら
やっぱりぼんやりとしかわからない・・・

まあ、いっか
知らなくてもまったく影響ないしな
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by hammsamm | 2012-01-10 16:53 | Comments(0)

蜜月

正月はいつものようにはーちゃんと帰省

東京の狭い部屋でよたよたしていたはーちゃんは
ゲージ開けたとたんに
小走りで台所へ一直線

え、おまえ、走れんのかい

お水飲んで一息ついて
ストーブの前で寝っ転がってかわいさアピール

姉夫婦も帰省していて賑やかな家は
はーちゃんにはうるさくて負担になるかと思ったけど
みんなに撫でられて目を細めてる

帰る前に
はーちゃん、体重半分になっちゃったよ・・・
と伝えてたんだけど

みんながみんな口をそろえて言う

これが普通
いままでが太りすぎ

え・・・

去年の正月のはーちゃん
姉夫婦にプレゼントされたちゃんちゃんこ着せられて不満そうな図
ぷぷぷ・・・
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確かにでかい・・・
でもかわいい・・・

今年の正月のはーちゃんだってうんとかわいいけど

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1月5日の朝8時に
はーちゃんは私の腕の中で息を引き取りました
その夜だけ私の布団にもぐりこんで一緒に眠ってくれたの

おなか開いたときに
早ければ数日の命だと言われてて
年末に連れてったときも
かなり厳しい状況ですとも言われた

それでも前日までトイレも自分で行って
意識もしっかりしてました

苦しまずに静かに逝ったのは本当によかったと思ってます

12月のはじめはまだ元気に洗濯機に飛び乗ってたはーちゃん
突然の癌の宣告から
私がそれを受け止めて覚悟するまで頑張ってくれたはーちゃん
翌日東京に帰る予定だったはーちゃんは
死ぬ時と場所を自分で選んだえらいこでした

いつも東京帰ろうとすると嫌がって隠れちゃうくらい好きだった場所
ちょうど正月休みでずっと一緒にいられた時

仕事が始めってからのことを不安に思っていたけど
最期を看取れたことにどこかほっとしている私もいます

はーちゃんだった肉体にたくさんありがとうを言って
お庭に埋めました

はーちゃんの本体は
49日間はまだこのへんうろうろしてんだろうな

洗濯機飛び乗ったり、走り回ってドアに体当たりしたり
私も頭で爪研いだり、洋服引きずりおろして爪研いだり
布団の上でゲロ・・・それはやめて・・・


追伸: 私はいつもの年と同じように正月太りしているので大丈夫です
    
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by hammsamm | 2012-01-10 01:19 | Comments(2)