平凡な日常の中で思うこと


by hammsamm
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<   2012年 06月 ( 5 )   > この月の画像一覧

無理

無理 奥田英朗

無理・・・
なにが無理かって
そりゃいろいろです

奥田作品の陰と陽

こちらは完全に陰です

田んぼ道と幹線道路
さびれた駅前商店街とジャスコ
田舎町の閉塞感

もう、もう、あああつらい
こんなんどこにでもある町よ
日本全国ここもあそこもこんな町よ

その退屈な惰性のような日常は
それだけで退廃的

もーやめてー

ほんとに読んでてつらかったです

権力者の善意と悪意
貧乏人の善意と悪意
女子高生の善意と悪意
主婦の善意と悪意

誰の中にも存在する善意と悪意

おおきなものじゃなくてとてもささいなことなんだけど
人間のちょっとした負の感情がとってもいやらしく書かれていて
じわじわダメージ効きました

この人のこんな台詞とか
ここでもこんな言動とか
あげていこうと思ったけど
反芻するとまたダメージくらうのでやめておきます

町とともに住民たちも廃れていく

笑いも感動も希望もないある意味ホラー

あるあるあるあるってリアリティがなおさらね

ぐええええ
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by hammsamm | 2012-06-28 17:31 | | Comments(0)

合計で50以上の死人

グレイヴディッガー   高野和明

ああ・・・眠い

現在の状況報告はさておき・・・


多くの謎が絡み合うミステリー
なんだけど
逃走劇の疾走感の方が断然おもしろい!
つーか
謎解明されても
あんまりすっきりしないので・・・
そこに関してはつっこみたいとこたくさんあるけどひとつだけ

ボウガンの命中率すごすぎ
おまえはゴルゴ13か



落日の死影/  鬼畜の宴 / おろしや間諜伝説   船戸与一
(ゴルゴ13ノベライズ全3巻)

ゴルゴのことなにも知らなかったよ
必殺仕事人みたいに
法では裁けない悪を抹殺するような殺し屋かと思ってた
ダークヒーロー的な

なんつーか
とってもビジネスライクなのね
信条とか思想とかなんもないのね
金銭でしか動かないのね

揺るがない信念に基づいて
正義をふりかざして悪(だと信じている)をぶったぎっていくよりも
よっぽどまっとうなことなのかもしれないと

片山さつきや大阪市長を見て思う
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by hammsamm | 2012-06-27 15:54 | | Comments(0)

この空の花

あまり映画を観ない私が
なんでひとりで映画館まで足を運んだのか
今となっては不思議に思う

大林宣彦監督 「 この空の花 」

昔の恋人から届いた手紙をきっかけに
天草で新聞記者をしている松雪さんが長岡へ旅立つところから始まるんだけど

長岡の歴史が語られるくだりで
あ!ってびっくりした
つい何週間か前まではまっったく知らなかった河合継之助が出てきたよ!
そうでした、戊辰戦争の本を読み終えたばかりだったじゃないの
長岡藩の河合継之助は幕末から明治にかけての戦いで
その争いの理不尽さを説き唯一中立を貫こうとした偉いお方なのです

それにしても長岡の歴史が壮絶すぎて絶句

戊辰戦争で城を焼かれ戦火にのまれ
第2次世界大戦では空襲で町を焼き払われ
中越地震で家々がのみこまれた

そのたびに立ち上がり復興してきた長岡市

そして長岡の花火は死者を弔うことからはじまったのだという



しかしまあ・・・
よくもこんなに詰め込んだな!!ってくらい
見どころは?ストーリーは?メッセージは?
どれもこれもひとことじゃ言えない

戊辰戦争から始まって、世界大戦、中越地震、そして3.11の震災、原発事故
長岡、南相馬、長崎、広島、天草、
過去・現在・未来
時空も場所も飛び越えてすべてひとつに繋がっている異空間

まさに時をかける少女なのです

実際に起こった長岡の出来事・実在する人物
ドキュメンタリー風であるにもかかわらずファンタジー
現実と虚構が矛盾なく存在していた

過去と未来
生者と死者
光と闇
戦争と平和

同じ空間で存在しえないものたちが
なにもかもが同時にそこにあるカオス

光と闇
これって花火なんだよねえ、ああ納得


一輪車の謎や
ロン毛高嶋兄のインパクトや
山下清役をたまのランニングにやらせた反則や
突拍子もない印象的な台詞
独特のカメラワークとキャプションとかとか

おもしろいってより
すごかった





震災後の花火大会は中越地方を襲った大雨による水害で
開催が危ぶまれたんだそうです
長岡花火は観光目的でなく復興と慰霊のためのものだからと
必死に泥水をかきだして開催地の整備して決行したんだって
もう、その話だけでドラマ
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by hammsamm | 2012-06-11 16:19 | Comments(0)

戊辰戦役朧夜話

5月はどうゆうわけか読書がまったくできなくて
いや、読む時間がなかったわけじゃなく

文字を負うのがおっくうになってしまったのでした

そんな状態であっちに手つけこっちに手つけ
どれも途中で放り出すというありさまで
大好きな船戸与一読み始めたものの
板垣退助って何したひとなわけ
ってレベルの歴史音痴の私に戊辰戦争のお話は難易度が高すぎやしないかと・・・
さすがは船戸与一、どんどん引き込まれて長編を読み終えることができました

先月はこれしか読んでないのだ

「新・雨月」   船戸与一

いやーすみません
こんな大規模な戦争が日本国内で、しかも結構最近(って感じる)あったなんて!!
戊辰戦争って名前は知ってましたけど
白虎隊の悲劇とか漠然と
若くてかわいらしい男の子らがたくさん死んだ残念な出来事でしょってくらい漠然と
日本がまっぷたつに割れてしまうかもしれないくらいの大規模な戦いだったのですね

しかし勝敗がわかっているだけに
会津藩のあがきっぷりが読んでてつらかった

もういいからにげてーーーーー

と言いたくてうずうず

武士道とか愛国(藩)心とかにイライライライライライラ・・・・・

日本人の美徳精神を「武士」や「侍」に例えるのって
ほっっんとばっかじゃないの!!と思ってしまった

それは勝者側の板垣退助が戊辰戦争後に語った内容でもわかる

会津藩の敗因として
平民たちに命を投げ打ってでも藩を守るという思いがなかったからだとしている
士族も平民も一丸となって戦っていたら我々は苦戦していたと
士族が平民の暮らしを顧みずに自分たちばかりいい思いをしていたので
身分の違いで心が離れたと分析してその後民権運動進めてくのは理解できるとして
いや、理解できるからこそ

人民の権利のために尽力した立派な指導者であっても
お国のために命を捨てるのが美しいと思っていたってことです
意地悪な言い方すれば
命捨てるのも惜しくないって思われるような国になって
いざとなったら命捨ててもらうかんな、ひひひ

ってことじゃんね

そうゆう武士道だのなんとか魂だのが美徳だと言ってた人達が
その後指導者になって
無謀な戦争で神風特攻隊とかを生み出したわけか

と話しは逸れましたが
船戸与一の作品は無慈悲な現実を淡々と綴る中に
権力や面子や思想や利益のために争う人らの下で
あっけなく命を落としていく平民が悲しくていい

どっちが勝ってもいい
ただ命や財産が奪われることのない平穏な生活ができればいい

という名もなき女の言葉がしみる
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by hammsamm | 2012-06-06 16:59 | | Comments(0)

今年のつばめさん

今年もこの季節がやってきた

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うーん・・・位置が高すぎてよく見えないのが残念なのです

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きゃおん、こっちみてる!!

あっという間にでっかくなっておけつはみでとる

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2,3日見ないでいたらもう巣立ってたよ

また来年ねー

しかし落し物が尋常じゃない模様をつくってました
モリモリ食べてモリモリうんこしたんだなー
そりゃすぐにでかくなるわな
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by hammsamm | 2012-06-06 00:55 | Comments(0)